映画『かくかくしかじか』感動のポイント3選｜恩師との9年間を描く実話ストーリー

2025年5月16日公開の映画『かくかくしかじか』は、漫画家・東村アキコさんの実体験をもとにした感動の実話です。
主演は永野芽郁さん、共演に大泉洋さんという豪華なキャストがそろい、公開前から大きな注目を集めています。

本作は、漫画家を夢見る少女・明子と、彼女の人生を大きく変えた“最恐の恩師”との9年間を描いたストーリー。
厳しくも温かい師弟関係、成長の痛み、そして夢を追うことの尊さが描かれており、多くの観客の心を打つ作品となっています。

この記事では、そんな映画『かくかくしかじか』の感動ポイントを3つに絞ってご紹介します。
「観ようか迷っている」「どんな映画なのか知りたい」という方はぜひ参考にしてください！

① 恩師・日高先生との厳しくも深い師弟関係が胸を打つ

② 原作漫画に基づくリアルな描写が共感を呼ぶ

③ 永野芽郁×大泉洋の演技が作品の感情を引き立てる

① 恩師・日高先生との厳しくも深い師弟関係が胸を打つ

映画『かくかくしかじか』の最大の見どころのひとつが、主人公・明子と恩師・日高先生の深い師弟関係です。

日高先生は絵画教室の厳格な指導者で、明子に対して時に怒号を飛ばしながらも、本気で向き合う姿勢が印象的です。

その厳しさに反発することもある明子でしたが、時間とともにその厳しさの裏にある愛情や、先生の本当の想いに気づいていきます。

例えば、「もっとちゃんとやれ！」「道具を大事にしろ！」というセリフの数々は、単なる怒鳴り声ではなく、人生や芸術に対する真剣なメッセージでもあります。

映画の中でも、大泉洋さんが演じる日高先生の感情表現は圧巻で、厳しさと優しさのギャップがリアルに描かれています。

観ている私たちも、かつて出会った“怖いけど忘れられない先生”を思い出し、心に深く刺さるシーンの連続です。

このように、明子の成長を支える日高先生の存在は、本作の感動を生み出す最大の要素といえるでしょう。

② 原作漫画に基づくリアルな描写が共感を呼ぶ

映画『かくかくしかじか』は、東村アキコさんの自伝的漫画を原作としています。

この原作は、東村さん自身の高校時代から漫画家になるまでのリアルな道のりを描いており、決してきれいごとではない感情が詰まっています。

登場人物のセリフや行動は、フィクションでは出せない生々しさがあり、観客の心にぐっと迫ってきます。

たとえば、明子が日高先生に反発したり、現実逃避したり、逃げ出そうとする場面は、多くの人が若いころに感じた悩みや迷いと重なる部分が多いでしょう。

それだけに、彼女が少しずつ変わっていく姿は、見ていて強い共感を覚えるのです。

原作を読んでいたファンにとっては、「あのシーンがここまで忠実に再現されている！」と驚く部分も多く、漫画と映画の世界が地続きであるような感覚を味わえます。

また、作者である東村アキコさん自身が今回の映画脚本を担当していることもあり、原作の想いや温度感がしっかりと反映されています。

「自分でも泣きながら描いた」と語る原作の空気が、スクリーンからもしっかりと伝わってきます。

そのリアリティが、本作をただの“青春映画”ではなく、人生と向き合う作品にしているのです。

③ 永野芽郁×大泉洋の演技が作品の感情を引き立てる

映画『かくかくしかじか』がここまで注目されている理由の一つが、主演の永野芽郁さんと共演の大泉洋さんによる圧巻の演技です。

永野さんは、ぐうたらだけど根は真っ直ぐな少女・明子を熱演。

喜怒哀楽の激しい役柄を見事に演じ分け、「これまでで最も感情が忙しい役だった」と語るほどの役作りが話題になっています。

彼女の演技は自然体でありながら、感情の揺れや成長がリアルに伝わってくるのが特徴です。

一方、大泉洋さんが演じる日高先生は、まさに“最恐の恩師”そのもの。

怒鳴るシーンや、静かに語りかける場面など、演技の振り幅が非常に広く、観客の感情を一気に引き込む力を持っています。

東村アキコさん自身も、「日高先生役はこの人しかいない」と大泉さんを指名したほど。

その期待にしっかり応え、原作ファンがイメージする“先生像”を完全に体現しています。

二人の演技がぶつかり合う場面では、涙なしでは観られないほどの緊張感と感動が詰まっています。

キャストの魅力が、物語の感情の厚みを一層際立たせており、映画としての完成度をぐっと高めています。

まとめ｜『かくかくしかじか』は“心を動かす”青春実話映画

映画『かくかくしかじか』は、単なる青春ドラマではありません。

厳しくも温かい師弟関係、リアルすぎる自伝的エピソード、そして実力派キャストによる迫真の演技が三位一体となって、観る人の心を強く揺さぶります。

人生の節目にいる人、夢を追いかけている人、過去に恩師との思い出がある人――。

誰もがきっと、自分の人生と重ねて涙する場面があるはずです。

原作ファンの方はもちろん、初めてこの物語に触れる方にもぜひ劇場で体験してほしい1本です。

2025年5月16日、ぜひスクリーンで“本物の感動”に出会ってください。